合気道感想文その17

       合気道に思う

                             

        藤枝市  大井 靖之

 

 早いもので入会してから5年が経ちました。

その間、静岡県合気道連盟の発足、県連講習会にも参加させて頂き光栄に思います。

講習会の後日、先生の事務所での親睦会の際、先輩方々の合気道に対する熱意に驚いたのを昨日の事の様に覚えています。

合気道の奥の深さをどこまで体得できるかわかりませんが、少しでも先生、先輩方に近づける様今後も息子昌宏と一緒に精進していきたいと思います。

最後に合気道を学ぶ子供たちにひと言。

 日本武道もスポーツ化し、あらゆる場所で大会、試合が行われています。

新聞にも「○○さん全国大会出場」「○○君世界大会出場」等の記事を目にします。合気道には試合が無い為、この様に取り扱われる事はありません。

しかし、それだけに日々の生活態度を大切にして下さい。先生がいつも言われている「正しい姿勢」「礼儀作法」「あいさつ」「清潔」「整理整頓」「笑顔」「感謝(思いやり)」を、大切にして下さい。

ひとりひとりが子供でも「自分は合気道家」という自覚を持ち、日々過ごして欲しいです。

試合で強くても大会で優勝しても「あいさつ」や、「感謝(思いやり)」が、出来なければ武道を学んでいる意味がないと思います。

合気道を学んでいる事が、日常生活に活かされる事が武道を志す者の究極の形だと思います。皆さんの行いが“鐘風”となり、この地域に鳴り渡ることを願います。